2012/04/01

平安初段・詳細(HEIAN SHODAN-Detail)

今回は平安初段・詳細というタイトルですが、一部の挙動と挙動の間の動きについて、まとめてみたいと思います。実は私自身も空手の修行中ですが、意外と思い込みが多かったりします。なんらかの曖昧な事柄とか、選択肢が多岐に渡る事柄については、基準が必要です。先日師範にこのブログの事を話したら、教科書を貸して下さいましたので、かなり参考にさせていただきました。


2012/04/07 Updated.更に教本の内容に合わせる。一部内容も修正。



用意~第1挙動
まずは最初の「用意」から第1挙動の左下段払の間です。
腰を落として、左へ左足をすりだしながら、進行方向に右手を出して、そこから下段払いです。

教本には、「右拳を腰前に出して」とあります。
この両画像の間ぐらいなのかもしれません。後日修正しようかとは思います。

第3~4挙動
第3挙動の右下段払いの後、第4挙動の拳槌打ちの間です。
わかりやすいように3つの画像を重ねてみました。さらにわかりやすいように向かって左方向に、ずらして配置していますが、実際は左足のかかとの位置は変化しません。手前の絵から順に後ろの絵に移っていきます。私の頭の中にあった絵を先に出しますと、
こんな感じです。第3挙動で下段払した右手を掴まれて、それを振りほどいて、拳槌をきめるのですが、教本には「右足を半歩引きよせながら、右手首をふりほどくように内転させつつ、右拳を左下から左肩の前へ」
とあります。
右手を内側にひねって横腹の前へに引きつけます。(一番手前の人)。
「右手を内転させつつ」が二番目の人で
「左肩の前へ」が三番目の人です。

右拳は「おおむね肩と水平の位置にとめる」とあります。相手のどこに拳槌をかますのかはわかりにくいのですが、位置的には相手の顔とか、肩のあたりかと私は思っていました。

参考までに、別な本に、写真があり、それを真似て作ってみました。
右手を掴まれたまま手前に引き、内転しつつ振りほどき、このとき相手は引っ張られているので、前につんのめったようになっているので、拳を振りあげて脳天に拳槌をかますというようなニュアンスの事が書かれていました。(機会があったら、相手の方の絵も入れてみたいところです)
 

くどいようですが、見易いようにずらしているので、実際左足の位置は変わりません。
試しにこの絵(脳天鉄槌打版)を第3挙動の右下段払も含めて重ねてみると以下のようになります。
(手前の3つの画像を半透明にしてみましたが、最後の鉄槌打の人がほとんど見えません。
まぁ次に行きましょう。)
第6~7挙動
上段揚受の手順になりますが、左下段払の後、左手開掌(左手を開いて)額の前に揚げます。
この絵は、その後、前屈から前進する途中にになります。後ろ足を摺り足で前足の横に持ってきます。ここで上下してはいけません。同じ高さで進みます。


さらにその少し後です。額の前に出した左手を引き、右手で上段を受けるわけですが、顔の前あたりで、両手を交差します。教本では「顎の前で交差」とあります。少しこの絵の交差位置は高いかもしれません。
(今回の平安初段ではカメラの方向は変更しないつもりでしたが、少し寄って斜め上から見てみました。)

第9~10挙動
揚受の後、前足を軸に左に素早く回ります。
 気合を入れたら
素早く、右腕を前に出し、左手を右頬に持って行き、次の下段払の体勢をつくります。

第20~21挙動
いきなり飛びますが、最後の部分です。教本の言葉を引用しますと、
「右手刀受から、左斜め方向足をすり出しながら、左手刀を右肩上から(甲は外向き)、右手刀はやや左斜め下から(甲上向)、同時に動かして」とあります。
(この絵はすり出すべき左足がすこし向こうを向きすぎている気もします。)
 そこから、後屈立ちをになりつつ手刀で受けます。
「左手刀を肩と同じ高さに(甲斜め上向き)、肘をおおむね直角に曲げて脇腹の横へ、h擬似と脇腹の間隔およそ拳一握り半の位置に、右手刀は水月前に水平に(甲下向)、指先が左脇腹と並ぶくらいに構えて....」と教本にはあります。
(「水月」とは、みぞおち、みずおちの事で、胸骨の直下の凹んでいるところです。)

今回は、以上です。なんだか私自身のお勉強にもなります。それはそれで良いことでは無いかとも思っています。

次回は、平安二段にしようと思っています。
私の意見ですが、平安二段が、初段よりも難しいとは思いません。(むしろ平安初段が一番難しく感じる今日この頃です。)ですが、複雑な動きが増えてきますので、画像作りが大変になります。案外画像を作成するのは、時間がかかるのと、個人的な諸都合(大会があるので、絵を描いている場合じゃない。)により、少し公開まで時間が掛かるかもしれません。

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参考文献は、「はじめに」(このブログの最初の投稿)に書いておきました。

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