2012/08/11

慈恩・前編(JION 1/3)

さて、今回は平安型を一時離れまして、選定型である「慈恩」を掲載します。
Here's an "JI-ON" Well this time.

今回の出演は....私です。
This appearance is .... I.


誰も見に来てくれなくなると寂しいので、やめておきましょう。
So lonely no longer came to see anyone, then stop.


今回は、また新キャラクターで「MAYUKA」さんです。
This time, it is Ms "MAYUKA" in the new character.


それでは始めましょう。
So let's start.

用意(YOUI)
閉足立、左掌右拳下顎前
(HEISOKUDACHI,SASHOU-UKEN-SHITAAGOMAE)

結び立で礼をしたら、閉足立となり、右拳に左掌を軽くかぶせ、両肘をやや曲げて、下顎前に構える。
近寄ってみましょう。

第1挙動
右前屈立、右中段内受、左下段受
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,MIGI-CYUDAN-UCHIUKE,HIDARI-GEDANUKE)

右足の位置はそのまま、左足を一歩後ろへ引き、右前屈立になりながら、右拳は左腰前から、左肘の外側を回して前腕を立て右肩の前へ、肘をおおむね直角に曲げます。
左拳は右肩の前から、右肘の内側を回して前腕を脇腹の前に。
両拳同時に動かして、胸前で交叉し、互いに引っ張るようにします。

第2挙動
左前屈立、両拳中段掻分け受
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI,RYOUKEN-CHUDAN-KAKIWAKEUKE)

右脚を軸として、左脚を左斜め前にすり出しつつ、左右両前腕を胸前で交叉しながら、左右に掻き分けて左右両前腕を胸前で交叉しながら

左右に掻き分けて、両肘は脇腹の前に、肘と脇腹の間隔はおよそ拳一握り半の位置に、肘をおおむね直角に曲げて、両拳の間隔は肩の幅ぐらいにします。
この第2挙動は、ゆっくりと、しぼるように力をこめます。
手足同時に決まるようにしましょう。手の甲は斜め上や、上を向いているのを散見しますが、教本には外側とあります。

第3挙動
左脚立、右中段前蹴蹴上
(HIDARIASHIDACHI,MIGI-CYUDAN-MAEGERI-KEAGE)

左足の位置と、両拳はそのまま、腰を左足の上に移しながら、右膝を胸前に高くかいこみ、虎趾(上足底)で、両拳の間から蹴上、
(この絵は上段になってしまっています。中段蹴上です。)

ただちに引きよせます。

第4挙動右前屈立、右拳中段突、左拳左腰(MIGI-ZENKUTSUDACHI、UKEN-CYUDANZUKI,SAKEN-HIDARIKOSHI)

蹴り足を前に下ろし、接地と同時に右前屈立となり、右拳は掻分けのときの位置から中段突、左手は左腰へ引きます。
第3、第4挙動は、蹴ってから、突くまですばやく一呼吸です。

第5挙動
右前屈立、左拳中段突、右拳右腰
(MIGI-ZENKUTSUDACHI、SAKEN-CYUDANZUKI,UKEN-HIDARIKOSHI)

立姿勢はそのままで、脇腹を擦るように右中段逆突です。


第6挙動右前屈立、右拳中段突、左拳左腰
(MIGI-ZENKUTSUDACHI、UKEN-CYUDANZUKI,SAKEN-HIDARIKOSHI)

第4挙動の突きで、一呼吸置いた後、第5、第6は、一呼吸で素早く突きます。


第7挙動
右前屈立、両拳中段掻分け受
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,RYOUKEN-CHUDAN-KAKIWAKEUKE)

第2挙動と同様、左足を軸として、右脚を右斜め前に移しつつ、掻分け受けします。

第8挙動
右脚立、左中段前蹴蹴上
(MIGIASHIDACHI,HIDARI-CYUDAN-MAEGERI-KEAGE)

左側とときと同様、蹴ってから3本突きます。

第9挙動
左前屈立、左拳中段突、右拳右腰
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、SAKEN-CYUDANZUKI,UKEN-HIDARIKOSHI)



第10挙動
左前屈立、右拳中段突、左拳左腰
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、UKEN-CYUDANZUKI,SAKEN-HIDARIKOSHI)



第11挙動
左前屈立、左拳中段突、右拳右腰
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、SAKEN-CYUDANZUKI,UKEN-HIDARIKOSHI)

第12挙動左前屈立、左上段揚受(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、HIDARI-JYOUDAN-AGEUKE)

右足の位置はそのまま、左足を正面に移しながら、右掌を前向きにして額前植えに揚げ、左拳を左腰に引き、
(ここで左腰に左拳をしっかり引くのが大事です。 )

上段揚受します。
(上段揚受の詳細は平安二段などを参照して下さい。)

第13挙動
左前屈立、右中段逆突
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、MIGI-CYUDAN-GYAKUZUKI)

第12,13挙動は一呼吸で。

 第14挙動
右前屈立、右上段揚受
(MIGI-ZENKUTSUDACHI、MIGI-JYOUDAN-AGEUKE)



第15挙動
右前屈立、左中段逆突
(MIGI-ZENKUTSUDACHI、HIDARI-CYUDAN-GYAKUZUKI)
 第14、15挙動も一呼吸です。


第16挙動左前屈立、左上段揚受(HIDARI-ZENKUTSUDACHI、HIDARI-JYOUDAN-AGEUKE)




第17挙動右前屈立、右中段順突(追突)(MIGI-ZENKUTSUDACHI、MIGI-CYUDAN-JUNZUKI(OIZUKI))

ここで気合!(Ei!) 

第18挙動
右後屈立、右側面上段内受、左側面下段受
(MIGI-KOUKUTSUDACHI,MIGI-SOKUMEN-JYOUDAN-UCHIUKE,HIDRI-SOKUMEN-GEDANUKE)

右膝は曲げたまま、右脚を軸に左回りに足を移しながら、右掌を左腰前から、左掌を右肩前から、
(ここの右手の甲は下向きです。近日中に直します。)

握りしめて引っ張るように、右後屈立になると同時に、右拳を後頭部の斜め上方に、肘を肩の高さに直立、左拳は左膝上の位置に受けます。



(カメラ位置をMAYUKAさんの左上に移動します)

 第19挙動
左へ寄足 騎馬立、左拳左腰、右拳鉤突
(YORIASHI KIBADACHI,UKEN-MIGIKOSHI,SAKEN-KAGIZUKI)

左へ寄足(足を擦りながら軽く跳ねるように並行移動?)、騎馬立ちとなり、左拳をひねりあげるように左腕を外転しつつ左腰に引きつけると同時に、右拳は右腰から、前腕で脇腹を擦るようにして、突き出しながら、肘から先を直角に曲げて内転し、水月(みぞおち)の前へ、胸と平行におよそ拳二握りの間隔で、鉤突きします。
この挙動の最初に、左手を中段突きの位置に一度伸ばしてから腰に引くのを見かけますが、 教本にはそのような記述はありません。(いけないとも書いてありませんが)。記述の通り、下段受けの位置からひねり上げて、引くのでしょう。

右手の鉤突きは、並行だと思いますし、私もそうしていますが、協会の教本では、
『~拳先が少し下がり気味で、左脇腹前に鉤突。「水流れの構え」の位置へ。』と書いてあるので、すこし下げるのが正式なようです。

第20挙動
左後屈立、左側面上段内受、右側面下段受
(HIDARI-KOKUTSUDACHI,HIDARI-SOKUMEN-JYODAN-UCHIUKE,-GEDAN-UKE)

同様に左脚を軸に、右側に振り向きながら、左側面上段内受、右側面下段受します。



第21挙動
右へ寄足 騎馬立、右拳右腰、左拳鉤突
(YORIASHI KIBADACHI,UKEN-MIGIKOSHI,SAKEN-KAGIZUKI)


(カメラ位置戻します)



中編(22挙動~37挙動)に続きます。