2012/07/13

慈恩・中編(JION 2/3)

(慈恩は3回に渡って投稿しますが、ブログを開いたとき新しい順に表示されることを考慮して、後ろから順に投稿しています。)


第22挙動
左前屈立、左下段払
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI,HIDARI-GEDANBARAI)

右脚を軸に左方向へ下段払

第23挙動
騎馬立、右底掌右側面中段横受、左拳左腰
(KIBADACHI,MIGI-TEISHO-MIGI-SOKUMEN-CHUDAN-YOKOUKE,SAKEN-HIDARIKOSHI)

左脚を軸に、前方裏正面へ右脚をすり出し、左拳を外転しつつ前腕で脇腹をするようにして左腰に引きながら、腰の回転に合わせて、右底掌を右側方から横に回して、騎馬立ちになります。

(カメラ位置変更。前方へ)


第24挙動
騎馬立、左底掌左側面中段横受、右拳右腰
(KIBADACHI,HIDARI-TEISHO-HIDARI-SOKUMEN-CHUDAN-YOKOUKE,UKEN-MIGIKOSHI)

同様に左底掌
(カメラ位置さらに横にずれています。実際、裏正面に向かってまっすぐ進みます。)

第25挙動
騎馬立、右底掌右側面中段横受、左拳左腰
(KIBADACHI,MIGI-TEISHO-MIGI-SOKUMEN-CHUDAN-YOKOUKE,SAKEN-HIDARIKOSHI)

同様に右
 (カメラ位置戻します。)

第26挙動
右後屈立、右側面上段内受、左側面下段受
(MIGI-KOKUTSUDACHI,MIGI-SOKUMEN-JYODAN-UCHIUKE,HIDARI-GEDAN-UKE)

右膝は曲げたまま、右脚を軸に左回りに足を移しながら、右掌を左腰前から、左掌を右肩前から、
(ここの右手の甲は下向きです。近日中に直します)

 握りしめて引っ張るように、右後屈立になると同時に、右拳を後頭部の斜め上方に、肘を肩の高さに直立、左拳は左膝上の位置に受けます。

第27挙動
閉足立、左側面上段諸手受
(HEISOKUDACHI,HIDARI-SOKUMEN-MOROTEUKE)

右足を左足にすり寄せながら、両拳同時に右斜め下から

 左斜め上へ動かし、左前腕を左側面上段へ、肘を肩の高さに、右拳は小指側を左肘内側に接するように添えて諸手受けします。
 ここは、力強く素早く動作するのが少し難しいところです。左側面受けに右手を添えるような気持ちでするとよいでしょう。また、上半身の方向はこの画像のようになるのが理想です。どうしても左の方向を向いてしまいがちです。

第28挙動
左後屈立、左側面上段内受、右側面下段受
(HIDARI-KOKUTSUDACHI,HIDARI-SOKUMEN-JYODAN-UCHIUKE,-GEDAN-UKE)

同様に右側

第29挙動
閉足立、右側面上段諸手受
(HEISOKUDACHI,MIGI-SOKUMEN-MOROTEUKE)



第30挙動
閉足立、両拳両側下段掻分け
(HEISOKUDACHI,RYOKEN-RYOUGAWA-GEDAN-KAKIWAKE)

正面を向き、ゆっくりと、両手首を体の正面で交叉しながら
 ゆっくり掻き分けおろします。

第31挙動
右足前交叉立、下段交叉受け
(MIGIASHI-MAE-KOUSADACHI,GEDAN-KOUSAUKE)

前方正面に、右足から先に一歩飛び込み、両拳を腰から、
 (教本には右脚をかいこむ(かかえる)とは書いてありませんが、おおよそこんな感じの状態から飛び込みます。)

右脚を曲げ、体重をささえ、左脚は右の踵の後ろに交叉し、両拳は、前腕で脇腹をするようにして、下段下腹部に付き伸ばし、右拳上、左拳下になるように、交叉受けします。
 蹴脚の向脛、足首に近い位置を受け、でなばを押さえる気持ちで。

第32挙動
右前屈立、両拳両側下段掻分け
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,RYOKEN-RYOUGAWA-GEDAN-KAKIWAKE)

左足を一歩引きながら、両手で受けた蹴脚を、右手下左手でつかんで引きくずすように、右前屈立、両拳両側下段掻分します。

第33挙動
左前屈立、両拳中段掻分け受
(HIDARI-ZENKUTSUDACHI,RYOKEN-CHUDAN-KAKIWAKEUKE)

前方正面に左脚をすり出しながら、左右両前腕を胸前で交叉しつつ、

左右に掻き分けて、両肘は脇腹の前に、肘をおおむね直角に曲げて、両拳の間隔は肩の幅くらいに。

第34挙動
右前屈立、両拳上段交叉受
(MIGI-ZENKUTUDACHI,RYOUKEN-JOUDAN-KOUSAUKE)


右脚をすり出しながら、両拳を掻き分けの位置から、額前およそ拳一握りの位置に右拳前、左拳後、両手首を組んで突き上げます。

参考にしている教本には、
「 31挙動から34までは下段、中段、上段それぞれの受けをはっきりと、手足同時にきまるように受けるとともに、相手にたたみかける勢いが必要で、この型の最も重要なところである。」
とあります。
今まであまり意識していませんでした。(重要なのはこの後の裏拳打のあたりかとも思っていました。)
非常に参考になります。ただ、私なんかは、この辺にくるとかなり疲れてきてきついところでもあります。

 (カメラ位置変更)

第35挙動
右前屈立、右裏拳上段打ち
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,MIGI-URAKEN-JYOUDAN-UCHI)

立ち方と左拳はそのまま、右裏拳を人中(鼻の下あたり)の前に裏拳打します。
 ここで、左拳を動かさないのがポイントです。つい動いてしまいがちです。


第36挙動
右前屈立、左拳中段突受、右拳右肩上構
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,SAKEN-CHUDAN-TUKIUKE,UKEN-MIGI-KATAUE-KAMAE)

立ち方はそのまま、左拳を左脇腹の前方、中段よりやや低めにつきおろすと同時に、右拳を右肘は曲げたままで、右肩上に引きます。

第37挙動
右前屈立、右裏拳上段打、左前腕胸前水平構
(MIGI-ZENKUTSUDACHI,MIGI-URAKEN-JYOUDAN-UCHI,HIDARI-ZENWAN-MUNEMAE-SUIHEI-KAMAE)

立ち方はそのまま、右裏拳を人中の前へ、右裏拳上段打ち、左拳、手甲を右肘下に接します。
(カメラ位置を戻します。)
中段になっていたり、諸手受けのようになっているのをたまに見かけますが、上段裏拳打です。


後編(38挙動~47挙動)に続きます。