2012/04/15

平安二段・前編(HEIAN NI DAN 1/2)

さて、今回は平安二段です。
今回も同じキャラクタを使います。Poser8付属の「アリソン」という女性のフィギュアの派生フィギュアでIZUMIという名前のようです。日本人なので今回は、黒髪にしてみました。(今ひとつレンダリングしたら黒じゃなくなっていますが)。
とりあえず便宜上、「IZUMIさん」と呼びます。

さて、始めましょう。
平安初段は、「全体の流れ」と「詳細」に分けましたが、見る立場からは、あっちいったりこっちいったりでわかりにくいかと思い、今回は、最初から詳細で、前編と後編に分けました。

用意

用意です。平安初段と同じです。いや平安型は初段から五段までこの構えから始まります。

用意~第1挙動
右足を軸として、左足を左にすり出します。
 第1挙動
右後屈立、左背腕左側面上段横受、右前腕額麺横構
左腕を左側面上段へ肘は型の高さに、額の前に、
右腕は肘を耳の高さに、両腕同時に上げて矩形(四角形)を作ります。
両拳を同時に、拳と拳の間が矩形の対角線を通るように動かします。
 第2挙動
右後屈立、左上段外流し受、右拳槌左側面外回し打
立ち位置はそのままで、左拳を右肩前上に引き、右拳は半円を描いて左側面へ。
これは、相手の左上段突きを左前腕で外から内に流し受して、肘関節へ右拳槌外回し打ちをします。相手の腕をはさみつけるような感じになります。
 第3挙動
右後屈立、左拳左側面中段突、右拳右腰
立ち位置はそのままで、左拳を左側面へ偏りやや低めに突き出すと同時に、右拳を脇腹をするようにして右腰に引きます。
挙動2と3は続けておこないます。
 第4挙動
左後屈立、右背腕右側側面上段横受、左前腕額前横構
両足の位置はそのまま、右側に振り向き、重心を左にうつし、カカトを軸に、右方向を向きます。
挙動1と同様、両腕を左斜め下から、右斜め上に、そろえてあげて矩形を作ります。
  第5挙動
左後屈立、右上段外流し受、左拳槌左側面外回し打
立ち位置はそのままで、挙動2と同様の動作を右方向にします。
第6挙動

左後屈立、右拳右側面中段突、左拳左腰
立ち位置はそのままで、挙動3と同様の動作を右方向にします。
挙動5と6は続けておこないます。



第7挙動
左脚立、両拳左腰構、右足裏左膝横、
右裏拳上段横回し打ち、右足刀中段横蹴蹴上

この位置からIZUMIさんの後ろの方向に、右裏拳と、右足刀蹴上をおこないます。

右足を半歩右方向に引き寄せ、腰を右に回転して、後方を振り向きます。
左足のつま先はこちらを向いていますが、教本では右方向と書いてあります。

<この先は見にくいので、カメラ位置(視点)を一時変えます。IZUMIさんのこちらから見て左側に回りこんで、すこし近づいています。>
左足で立ち、右足首をしっかり折り曲げ、膝頭を右方へ向け(※)て、足裏を左膝横にかるくつけるように、かいこみながら、両拳は左腰....

右裏拳を右側面上段へ、右足刀を右側面中段へ
右足はすぐに、膝横に引きます。
( ※・・・右膝の方向が「右方向」というのが、この場の位置から(IZUMIさんの体が向いている方向から見て)右と解釈しています。蹴上なので、蹴る方向に足をかかえるのだと思います。)


第8挙動
右後屈立、左手刀中段受
左方向正面に振り向き、両手を開き、左手刀を右肩前上に、右手刀をやや左斜め下におろし(手の甲は上です)右足をおろし、左足を前方へすりだし....

右手の位置はこの絵よりももう少し下です。(少しカメラ位置を斜め上方向に移動しています。)
右後屈左手刀受
(カメラ位置戻します)
 第9挙動
左後屈立、右手刀中段受
左脚を軸に、右脚をすりだし、右手刀受します。
 第10挙動
右後屈立、左手刀中段受
同様に左手刀受で前進
 第11挙動
右前屈立、左掌中段押え受、右中段4本貫手(縦貫手)
右足を前方へすり出しながら、左掌で相手の中段突の手首を押さえる気持ちで、左前腕を水平に倒します。

右四本貫手を、左手首の上から中段につきだし、左手を甲が右腕の下をするようにして、上腕の下まで引き、右前屈立ちします。
ここで気合!!
挙動10と11は、続けて素早くおこないます。

左手の押さえ受けをしたら、そこで止めず、すぐに貫手を入れましょう。

少し斜め上から見た絵です。

さて、今回はここまで、近日中に後編を掲載します。

1 件のコメント:

  1. こんなの作るなんて、すご過ぎます。!!

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